2023年の道交法改正により、以前よりも電動マイクロモビリティへの認知も上がり、所有者も増えています。
一方で、自動車のようにメーカーの表すスペック表示で一律に見比べるような基準がこれまで整っていませんでした。特定小型原動機付自転車については、型式認定に変わる新たな基準確認として今回「性能等確認制度」が制定され、保安基準については一定の基準が担保されるようになりますが、一方で走行距離表示については、各社の計測方法は一律ではないため、購入者側も販売者の出す情報を正しく比較検討できていません。
そこでJEMPAでは電費部会を設置し、これまでに何度も測定方法について実証試験を行ない、特定小型原動機付自転車の航続距離測定法として「一般社団法人日本電動モビリティ推進協会規格」(通称:JEMPA規格)を制定しました。
今後は、このJEMPA規格での試験結果を走行距離として掲示することで、各社のモビリティが同様の条件の下での走行可能距離となり、購入者側は比較検討が公平でわかりやすくなります。
▼ JEMPA規格-特定小型原動機付自転車の航続距離測定法
https://jempa.org/wp-content/uploads/2024/05/energy-efficiency-test-jempa.pdf